拝啓土方先生、坂田先生へ 一週間の意味はこう言う事でした。
はい、問題です。
貴方の家に数学教師、高杉先生が堂々と寛いでいました。さぁ。どうする?
A.とりあえずもてなす B.嬉しさの余り叫ぶ
C.先生、家間違えてますよ D.あ、踊る大走査線の再放送が始まる!
「・・・・D。」
「あ?何わけわかんねェ事言ってんだ。さっさと始めんぞ。」
そう言い残すと偉大なる高杉先生様はご自分の家であるかのように階段を上がり
当然のように私の部屋の戸を開ける。
早く来いと言いたげな先生の視線を一階の廊下でキャッチし、
困惑している私は台所から顔を覗かせる母と目が合った。
母は目が合うとにっこり笑って口をパクパク動かした。
ファ・・・イ・・・ト・・・v
・・・・何がだよ。
突っ込みたい衝動を無理矢理抑えて(っていうかソレよりも突っ込みたい
ところがあるのが悲しい)私は自分の部屋へと足を向けた。
いつもより足が重い。
気のせいだろうか。(いや絶対気のせいじゃない。原因はたかs・・・ゲフンゲフン)
やっとの事で辿り着いたときには心なしか疲労感を感じた。
先生はもうすでに腰を下ろしていて(ひどく傲慢な態度だ)私に座るように促した。
「あの・・・先生。」
「あー?」
カーペットの上にあるテーブルを挟んで座った私は意を決して先生に声をかける。
「家間違え」「てねぇよ。」
「ボケるにはまだは」「よほど死にてェらしいな・・・。」
「・・・だったら何でウチにいるんですか?」
そう聞いたときの先生の顔は凄かった。
にやりと不敵に笑うような艶を含んだような聞かれるのを待っていたと言いたげな、
とにかく言葉で形容し難い顔だった。
多分今日一番の驚ランキング一位だ。
「今日から一週間寝泊りでテメェの壊滅的な数学を俺が叩き直してやるよ。」
顔以上に凄い事さらりと言いませんでした?
てか、
今日の驚きランキングはこれで決まりだ。(爽)