「ってもしかして
男の子?」
・・・・・・・・・・・・・。
汽車での出来事
空いているコンパートメントに座ってから聞かれたその言葉に
俺は数秒フリーズした。
「・・・もしかしなくても男なんだけど。」
「ごめんなさい、まったく気づかなかったわ。」
さり気に毒吐きませんでした?この人。
いやいやいや名前で気付こうよ!!!!!!!
なんて名前普通は男につけるから!
まぁ
間違えられんのいつものことなんだけどね・・・?(泣)
軍に入ったときは凄かった。
特に無能大佐が・・・・・。(死)
男だって言っても納得しなくて
しつこくナンパされたっけ・・・・。(遠い目
うわっ
思い出して鳥肌立っちゃったよ!
寒い寒い!!
っつーか、俺ってそんなに女顔ですか?!
男に見えないくらい女顔なんですか?!!
「ねぇハ「お嬢ちゃん達、車内販売よ。何かいらない?」
思い切って聞こうと思った瞬間車内販売の声でかき消されてしまった。
ちょっと待て。
今『お嬢ちゃん達』って言ったよな?
『達』って事は俺も入ってる?
まっさかぁ!!!(必死)
「私はいりません。」
気が付くとハーマイオニーが笑顔で断っていた。
何かその笑顔黒くないか?
「そう、そちらのお嬢ちゃんは?」
「・・・俺の事?」
「あら、『俺』だなんて男の子みたいな言葉使っちゃだめよ。
せっかくきれいな顔してるんだから。」
・・・・・・・・・。
Nooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!
「・・・。(再起不能)」
「どうしたの?」
車内販売のお姉さん、ごめん俺立ち直れないや・・・・。
「彼女も要らないみたいです。」
何も言わない俺の変わりにハーマイオニーが弁解してくれた。
持つべき物は友達だな。
でも俺が男だって事も弁解して欲しかったな・・・・。
車内販売のお姉さんは“そうなの?じゃぁね。”と言って
次のコンパートメントに行ってしまった。
「、そんなに落ち込まないで。
あの人だって悪気があったわけじゃないんだから、ね?」
未だ落ち込んで体育座りしている俺を慰めるハー子(ハーマイオニーって長いじゃん)
その声は優しく暖かい。
「ハー子いい奴!!!」
「きゃぁ!!」
思わず抱きついた俺にハー子は顔を真っ赤にさせた。(何でだ?)
ってか、男が女の子に抱きつくのってセクハラ?!
やべぇ!あまりの嬉しさに抱きついちまった!!!
これじゃ、無能大佐と一緒じゃん!!
「ごめん!ハー子!!」
とりあえず離れて誤ってみた。
「お、怒ってる・・・・よな?」
ずっと黙ってるハー子に恐る恐る尋ねると
「・・・・・」
「(やべぇマジで怒ってる?!)」
「今のすごく可愛い!!!」
そう言ってハー子はキラキラした目で俺の手を握ってきた。
・・・・・・・・・・・はい?(汗)
「こんな可愛いを他の男子達に見せるなんて
子羊を狼の群れに放すようなもんだわ!」
「ちょっと?ハー子?(汗)」
「大丈夫!!私が悪い虫が付かないようにするからね!!」
「(滝汗)」
拝啓 軍の方々へ
僕が1番最初に友達になった女の子は
ちょっと変わった子でした。
この先うまくやっていけるか
不安で一杯です。(死)
より
完全にフリーズした俺を乗せて汽車はボグワーツに向かう。
―――― だめだめあとがき ―――――――――――――――
意味わかんなくなってきてるねぇ!(爽)